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■ 楽曲解説
ショパン 即興曲第2番 作品36 嬰ヘ長調(Chopin Impromptu No.2 Op.36 Fis dur)

即興曲第2番は恋人ジョルジュ・サンドの館のあるノアンで書かれました。ノアンはフランス中部サントル地方にある小さな村です。体調を崩していたショパンですが、サンドの庇護のもと、空気の良い田園での牧歌的な生活のおかげで小康状態を得た頃です。
この曲は晩鐘の響きにも似た低音で始まり、まさに「即興曲」の名にふさわしく、コラールあり、マーチありと、大胆に様々な主題が展開し、色とりどりの露の雫のようなパッセージが降り注ぎます。ノアンでの穏やかな生活を象徴するかのように美しいメロディーです。
ショパンがノアンで過ごした年月は作曲家としての絶頂期でした。現在もショパンを偲んでノアンのサンド邸を訪ねる人は絶えません。ノアンのサンド館の傍らには今も12〜13世紀に建てられた小さな土作りの教会が静かに佇んでいます。
(M.S.)

■ ダウンロード
楽曲のダウンロードは全て無料であり、料金が発生する事はありません。
楽曲ダウンロード
ショパン 即興曲第2番 作品36ダウンロード


白石 光隆 Mitsutaka Shiraishi:ピアノ Piano

1989年に東京芸術大学大学院を修了後、ジュリアード音楽院へ進む。
1990年ジーナ・バッカウアー国際奨学金コンクール入賞。
1991年学内におけるコンチェルト・コンペティションで優勝し、リンカーンセンター内アリスタリーホールでジュリアードオーケストラとラフマニノフ「ピアノ協奏曲第三番」を協演。
1994年、第63回日本音楽コンクール声楽部門において、優れた日本歌曲の演奏におくられる木下賞(共演)受賞。
レパートリーが広く、邦人、現代音楽の分野でも評価が高く、ジャズへのアプローチも積極的に行っている。
吉松隆、長生淳らの作品を入れたCD「レグルス回路」は山野楽器の1998年度アカデミー賞(現代曲部門)を受賞、またベートーヴェン作曲ピアノソナタ作品109とこれに触発されて夭折した我が国の天才作曲家、矢代秋雄の作品を収めたCD「109」、他にも「大指揮者のピアノ曲」、「作曲家ムラヴィンスキー」など、多くのCDをリリースし、いずれも好評である。
キングインターナショナルとのベートーヴェン・ソナタシリーズの収録を開始して、2006年には3大ソナタを収めた第一弾を、2007年には第二弾をリリース。
2007年2月にリリースした「成田為三ピアノ曲全集」は平成19年度(第62回)文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞し、各方面から高い評価を受ける。
毎年東京で定期的に開催しているリサイタルも21回を数え、意欲的なプログラミングはもとより、近年は透明感ある音に奥行きと厚みが加わり、圧倒的なリズム感と、生き生きと説得力ある演奏スタイルで、回を重ねるごとにファンを増やしている。

ピアノを金澤桂子、高良芳枝、故 伊達純、小林仁、マーティン・キャニンの各氏に、室内楽をフェリックス・ガリミア、伴奏法をジョナサン・フェルドマンの各氏に師事。
現在、東京芸術大学ピアノ科講師及び、お茶の水女子大学文教育学部講師。